「天山 純米吟醸 おりがらみ」は、IWC SAKE部門スパークリングカテゴリー初代トロフィーを受賞した数量限定の微発泡純米吟醸です。
特徴や味わい、おすすめの飲み方を酒舗 彩が詳しく解説します。
この記事を書いている人

この記事は、佐賀県小城市の酒屋(酒舗彩)の店主(ひでぽん)が執筆しています。
当店では天山・七田をはじめ、地元佐賀の日本酒を中心に取り扱っています。
また、筆者は過去に天山酒造の営業としても酒蔵で働いた経験があり、その経験をもとに天山について解説します。
「天山 純米吟醸 おりがらみ」とは
「天山 純米吟醸 おりがらみ」は、天山酒造が数量限定で発売する純米吟醸の微発泡生酒です。
搾りたてのお酒に「滓(おり)」と呼ばれる部分を残したまま瓶詰めし、瓶内二次発酵によって生まれるきめ細やかな泡と、フレッシュな味わいを楽しめます。
2014年には、イギリスで開催される世界的な酒類コンテスト「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」SAKE部門のスパークリングカテゴリーで初代トロフィーを受賞。
世界にも認められ、今なお毎年発売を楽しみに待つファンが多い人気の数量限定酒です。
現在は毎年4月上旬ごろに発売されています。
世界に認められた一本
このお酒が大きな注目を集めたのは、2014年のIWC SAKE部門スパークリングカテゴリーで初代トロフィーを受賞したことでした。
当時、日本酒のスパークリングカテゴリーが新設され、その初代トロフィーに選ばれたことで、一気に全国的な注目を集めます。
天山酒造を代表する人気商品となり、発売後すぐに完売するほどの人気を誇りました。
現在も、その品質への評価は変わることなく、多くの日本酒ファンに愛され続けています。
味わいの特徴
グラスに注ぐと、細やかな泡立ちとともに爽やかな吟醸香が広がります。
口に含むと、微発泡ならではの心地よい刺激と、滓(おり)が生み出すやさしい旨味が調和し、軽やかで飲みやすい味わいを楽しめます。
瓶内二次発酵ならではの自然な泡と、純米吟醸らしい上品な香りが見事に重なり、食前酒としてはもちろん、食中酒としても活躍する一本です。
より安心して楽しめる味わいへ
発売当初は現在よりもガス圧が高く、開栓時に勢いよく栓が飛んでしまうこともありました。
その後、より安心して楽しめるようガス圧のバランスが見直され、現在は微発泡タイプとして販売されています。
昔から飲まれている方の中には、「以前のシュワシュワ感が好きだった」という声をいただくこともありますが、現在は味わいと飲みやすさ、安全性のバランスを考えた仕上がりになっています。
なお、瓶内二次発酵のお酒は一本ごとに発泡の具合が少し異なることがあります。
その年、その一本だけの個性を楽しめるのも、このお酒ならではの魅力です。
おすすめの飲み方
5〜8℃ほどによく冷やしてお楽しみください。
開栓前はしっかり冷蔵庫で冷やし、瓶を振らずにゆっくりと栓を緩めながら開栓するのがおすすめです。
ある程度中身が減ってきたら、滓を絡めながら楽しんていただきたい。
ワイングラスに注ぐことで、吟醸香と繊細な泡をより一層楽しめます。
相性の良い料理
爽やかな発泡感があるため、さっぱりとした料理との相性が抜群です。
例えば、
- 生ハム
- カルパッチョ
- 白身魚のお刺身
- モッツァレラチーズ
- カプレーゼ
- エビやホタテのマリネ
- 春野菜の天ぷら
和食だけでなく洋食とも合わせやすい一本です。
こんな方におすすめ
「天山 純米吟醸 おりがらみ」は、次のような方におすすめです。
- 微発泡の日本酒を楽しみたい方
- フレッシュで爽やかな味わいがお好きな方
- 世界的な評価を受けた日本酒を味わってみたい方
- 毎年発売される数量限定酒を楽しみにしている方
- 贈り物にも喜ばれる一本を探している方
酒舗 彩より
私が天山酒造へ入社した頃、このお酒は発売するとすぐに完売するほどの人気商品でした。
当時はIWC SAKE部門スパークリングカテゴリーで初代トロフィーを受賞したこともあり、「天山のおりがらみはすごい」と多くのお客様に注目されていたことを今でも覚えています。
現在、酒舗 彩でも毎年発売時期になると、このお酒を目当てにご来店くださるお客様がいらっしゃいます。
長年飲み続けてくださっている方の中には、「昔の方がシュワシュワしていたね」と懐かしそうに話される方もいます。
それでも、より安心して楽しめるよう改良を重ねながら、多くのファンに愛され続けていることは、このお酒の大きな魅力だと思います。
世界で評価された実績と、長年愛され続けてきた人気。
その両方をぜひ一杯のグラスで味わっていただきたい一本です。
商品詳細
商品名 天山 純米吟醸 おりがらみ
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
使用米 山田錦(100%使用)
精米歩合 55%
アルコール度数 16度
製造者 天山酒造株式会社
価格(税込) 720ml 2,145円
発売時期 12月初旬~
天山酒造とは
小城の地で酒造りがスタートして150年以上の歴史を誇る。1875年創業。
元々は蔵の前を流れる祇園川の水力を利用した製粉・製麺業を営んでいた。
蔵の近くには銘水100選にも選ばれた「清水の滝」がある。
「不易流行」「和醸良酒」の考えのもと、時代の流れに合わせて革新的な酒造りに挑戦している。
現六代目蔵元である七田謙介氏は主力ブランドの一つである「七田」を立ち上げ、更なる酒造りへの挑戦を続けている。

天山にはそれぞれ違った魅力があります。
この記事が、自分にぴったりの一本を見つけるきっかけになれば嬉しく思います。
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