天山 純米吟醸は、ラ・フランスを思わせる華やかな香りと、お米の旨味、キレの良い後口が魅力の定番酒です。
味わいやおすすめの飲み方、料理との相性、旧「遊花」「蛍酔」とのつながりも酒舗 彩が詳しく解説します。
この記事を書いている人

この記事は、佐賀県小城市の酒屋(酒舗彩)の店主(ひでぽん)が執筆しています。
当店では天山・七田をはじめ、地元佐賀の日本酒を中心に取り扱っています。
また、筆者は過去に天山酒造の営業としても酒蔵で働いた経験があり、その経験をもとに天山について解説します。
「天山 純米吟醸」とは
「天山 純米吟醸」は、佐賀県小城市の天山酒造が造る定番の純米吟醸です。
酒米には山田錦を使用し、55%まで丁寧に磨き上げることで、上品な香りとお米の旨味をバランスよく引き出しています。
華やかすぎず、穏やかすぎない絶妙な香味は、食事と合わせても楽しみやすく、天山ブランドらしい食中酒として人気の一本です。
さらに、2018年から2019年にかけてはANA国際線ビジネス・ファーストクラスの機内酒にも採用され、多くの方にその味わいが親しまれました。
「天山 純米吟醸」の味わい
グラスに注ぐと、ラ・フランスを思わせる上品で華やかな香りが広がります。
口に含むと、お米のやさしい旨味と自然な甘みがふくらみ、その後は天山らしいキレの良い後口へと続きます。
純米吟醸らしい香りを楽しみながらも、料理の味わいを邪魔しないバランスの良さが魅力です。
「香りだけが目立つ純米吟醸」ではなく、食中酒として毎日の食卓に寄り添ってくれる一本といえるでしょう。
おすすめの飲み方
おすすめは8〜12℃ほどによく冷やして飲むことです。
ワイングラスや吟醸酒向けのグラスを使うことで、ラ・フランスを思わせる華やかな香りをより楽しめます。
少し温度が上がると、お米の旨味や甘みもより感じやすくなるため、ゆっくりと味わいの変化を楽しむのもおすすめです。
相性の良い料理
「天山 純米吟醸」は、素材の味を活かした料理とよく合います。
例えば、
- 鯛やカンパチなど白身魚のお寿司
- 生ハム
- イカのフリッター
- フレッシュチーズ
料理の美味しさを引き立てながら、お酒の香りや旨味も自然に楽しめます。和食だけでなく、洋食との相性が良いのも魅力です。
こんな方におすすめ
「天山 純米吟醸」は、次のような方におすすめです。
- 香りと旨味のバランスが良い日本酒を飲みたい方
- 食事と一緒に楽しめる純米吟醸を探している方
- 天山ブランドを初めて飲む方
- 贈り物にも使いやすい純米吟醸を選びたい方
- 七田とは違う天山らしい味わいを楽しみたい方
天山ブランドの魅力を知る入口としてもおすすめできる一本です。
酒舗 彩より
現在の「天山 純米吟醸」は、以前販売されていた「天山 純米吟醸 赤ラベル」「遊花(ゆうか)」「蛍酔(ほたるよい)」といった純米吟醸シリーズの流れを受け継ぐお酒でもあります。
ブランド全体の名称を整理する中で現在の名前へ統一されましたが、今でも「遊花が好きだった」「蛍酔という名前が懐かしい」と話されるお客様もいらっしゃいます。
名前やデザインは変わっても、天山らしい上品な香りと食事に寄り添う味わいは変わりません。
長年地元で親しまれてきた純米吟醸として、これからも多くの方に楽しんでいただきたい一本です。
▶フレッシュな味わいを楽しみたい方は「天山 純米吟醸 生」もおすすめです。
商品詳細
商品名 天山 純米吟醸(旧:赤ラベル)
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
使用米 山田錦(100%使用)
精米歩合 55%
アルコール度数 16度
製造者 天山酒造株式会社
価格(税込) 720ml 2,035円
天山酒造とは
小城の地で酒造りがスタートして150年以上の歴史を誇る。1875年創業。
元々は蔵の前を流れる祇園川の水力を利用した製粉・製麺業を営んでいた。
蔵の近くには銘水100選にも選ばれた「清水の滝」がある。
「不易流行」「和醸良酒」の考えのもと、時代の流れに合わせて革新的な酒造りに挑戦している。
現六代目蔵元である七田謙介氏は主力ブランドの一つである「七田」を立ち上げ、更なる酒造りへの挑戦を続けている。

天山にはそれぞれ違った魅力があります。
この記事が、自分にぴったりの一本を見つけるきっかけになれば嬉しく思います。
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