小城で生まれ育った酒屋として、お酒の魅力を伝えたい

酒舗 彩では、日本酒を中心に、佐賀県内外のさまざまな酒蔵のお酒を取り扱っています。
それぞれの酒蔵には、それぞれの歴史があり、酒造りへの思いがあり、その蔵だからこそ生まれる味わいがあります。

私自身、酒舗 彩で扱うお酒は、どの酒蔵のお酒も大切にしたいと思っています。
だからこそ、天山酒造に限らず、取り扱うお酒は自分自身で知り、味わい、できる限りその背景まで理解したうえで、お客様にご紹介したい。

「このお酒は、どんな人におすすめできるだろう」

「どんな料理と合わせたら楽しんでもらえるだろう」

そんなことを考えながら、一つひとつのお酒と向き合っています。

その中で、私にとって天山酒造は少し特別な存在です。

私自身がそこで働き、日本酒の魅力を知るきっかけをもらったこと。

そして、私が生まれ育った小城にある酒蔵であること。

この記事では、そんな私と天山酒造、そして酒舗 彩との関わりについて、少しお話ししたいと思います。


この記事を書いている人

店主画像

この記事は、佐賀県小城市にある酒屋(酒舗彩)の店主(ひでぽん)が執筆しています。
当店では七田・天山をはじめ、地元佐賀の日本酒を中心に取り扱っています。
また、筆者は過去に天山酒造で営業として勤務した経験があります。


私と天山酒造との出会い

私が天山酒造に入社したのは、2015年3月のことでした。

入社するまで、日本酒に特別詳しかったわけではありません。
お酒を飲むことは好きでしたが、天山酒造のお酒についても、当時知っていたのは「天山 上撰」くらいでした。

ただ、「天山」という名前は、子どもの頃から知っていました。

親戚の集まりや地域の集まりで、大人たちが飲んでいたお酒。

小城で育った私にとって、「天山」という名前は、どこか身近な存在でした。

そんな私が天山酒造に入社し、仕事を通して日本酒の世界に触れるようになりました。
ありがたいことに、さまざまなことを勉強させてもらえる環境にも恵まれました。

少しずつ日本酒のことを知り、酒造りのことを知り、そして天山酒造のお酒の魅力を知っていく日々の中で、気がつけば日本酒そのものの魅力に惹かれ、天山酒造のお酒も少しずつ好きになっていきました。

振り返ってみると、私にとって天山酒造は、日本酒の世界を知る入口だったのだと思います。

営業時代の店主
営業時代、都内の百貨店にて

酒屋を始めようと思ったきっかけ

天山酒造では、営業の仕事をしていました。
その後、コロナ禍をきっかけに、これまでとは違った形で自分の地元である「小城」と向き合うようになりました。

そこで改めて感じたことがあります。

「小城には、こんなに素晴らしい日本酒を造っている酒蔵があるのに、それを伝える場所がもっとあってもいいんじゃないか」

もちろん、小城市内にも天山酒造のお酒を販売しているお店はたくさんあります。

スーパーにもあります。

ディスカウントストアにもあります。

コンビニにもあります。

天山のお酒を「買える場所」は、ちゃんとあります。

でも、私はそこに少しだけ、もったいなさを感じていました。

せっかく小城で生まれたお酒なのだから

「小城には、こんなに美味しい日本酒があるんですよ」

と、もっと気軽に知ってもらえる場所があってもいい。

そして、

「自分にはどんな日本酒が合うんだろう」

「この料理には、どんなお酒が合うんだろう」

そんなことを気軽に相談できる酒屋があってもいい。

そんな思いが、酒舗 彩を始めるきっかけのひとつになりました。

酒舗彩お店オープンの時の画像
酒舗 彩オープン時

なぜ「小城」で酒屋なのか

2022年5月、酒舗 彩を開業しました。

お店を始めるにあたって、自分の中で決めていたことは

自分が生まれ育った小城の酒蔵である天山酒造のお酒を、まず一番に伝えていきたい。

自分が生まれ育った小城の魅力を地元から発信していきたい

ということでした。

「小城と言えば?」

そう聞かれたら、「小城羊羹」と答える方が多いかもしれません。

もちろん、小城羊羹は小城を代表する素晴らしい名産品です。

そして小城には、ほかにもたくさんの魅力があります。

豊かな自然や歴史、食文化など、さまざまな魅力がある中で、私が一人の小城出身者として伝えていきたいものの一つが、天山酒造のお酒です。

小城の土地で酒造りを続け、150年という長い歴史を積み重ねてきた酒蔵。

そこで生まれる日本酒、本格焼酎、リキュール。

私は、

「小城には、こんなに素晴らしいお酒を造っている酒蔵があるんです」

と、もっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。

小城市内の方には、「自分の地元には、こんなに美味しいお酒があるんだ」と。

小城市外の方には、「小城には、こんなに素晴らしいお酒があるんだ」と。

酒舗 彩を通じて、まずは気軽に天山酒造のお酒を知ってもらえたら嬉しく思います。


酒舗 彩が大切にしていること

ここまで天山酒造のことをお話しすると、「酒舗 彩は天山酒造のお酒だけを扱っているの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、そんなことはありません。

酒舗 彩では、天山酒造のお酒だけでなく、佐賀県内外のさまざまな酒蔵のお酒を取り扱っています。

取り扱っているお酒は、これまで私がさまざまなご縁の中で出会ってきた酒蔵のお酒です。
そんなご縁のあるお酒を、一つひとつ大切に取り扱っています。

それぞれの酒蔵には、それぞれの歴史があり、酒造りへの思いがあり、その蔵だからこそ生まれる味わいがあります。

酒舗 彩で扱うお酒は、どの酒蔵のお酒も大切にしたい。

天山酒造に限らず、取り扱うお酒は一つひとつ自分自身で知り、味わい、その背景を理解したうえで、お客様にご紹介したい。

お客様の好みや飲み方によっては、天山酒造のお酒ではなく、別の酒蔵のお酒がぴったり合うこともあります。

それなら、そのお客様にとって一番合うお酒をご提案する。

それが酒屋として大切なことだと思っています。

天山酒造は、私にとって特別な存在です。

でも、それは他の酒蔵のお酒を大切にしていないということではありません。

どの酒蔵のお酒も大切にする。

そのうえで、自分の原点であり地元の酒蔵である天山酒造はより大切にする。

私にとっては、その両方が自然なことなのだと思っています。

天山酒造の煙突
天山酒造の煙突

私にとって『伝える』ということ

私にとって「伝える」ということは、蔵の歴史やお酒の特徴を一から説明することではありません。

まず自分自身がその酒を知り、味わい、理解する。

そして、その魅力を自分の中に落とし込む。

そのうえで、お客様の好みや食事、飲む場面に合わせて、「このお酒はいかがですか?」と提案する。

自分が理解しているからこそ、自分の言葉で伝えられる。

それが、私が大切にしている『伝える』ということです。

酒蔵で働いていた経験があるからこそ分かること。

酒屋として、お客様と直接お話しするからこそ分かること。

そして、これまでご縁をいただいたさまざまな酒蔵のお酒に触れてきたからこそ分かること。

その一つひとつを大切にしながら、お客様にとって「このお酒を選んでよかった」と思ってもらえる一本をご提案できたらと思っています。


天山酒造150周年という節目を迎えて

天山酒造は、2025年に酒造りを始めて150周年という大きな節目を迎えました。

私が天山酒造へ入社した当時、蔵は創業140年を迎えた頃でした。

それから営業として酒蔵に携わり、今は酒屋としてさまざまな経験を重ねる中で、天山酒造は150周年という大きな節目を迎えました。

150年という歴史から見れば、私が関わった時間はほんの一瞬かもしれません。

それでも、その150年という歴史の一部に携わることができたことは、今でも私の誇りです。

そして今、酒屋という立場で天山酒造のお酒に関わっています。

立場は変わりましたが、天山酒造のお酒を大切に思う気持ちは変わっていません。

天山酒造150周年式典
天山酒造150周年式典にて

これからも、小城でお酒の魅力を伝えていく

私は、まず小城市内の方々に

「自分の地元には、こんなに美味しいお酒があるんだ」

と知ってもらえるように伝えていきたい。

そして、小城市外の方々にも

「小城には、こんなにも素晴らしいお酒があるんだ」

と知ってもらえるように伝え続けていきます。

酒舗 彩を通じて天山酒造のお酒を知ってもらい、そのお酒を飲んでもらう。

そして、そのことをきっかけに「小城」という土地にも興味を持ってもらえたら、酒屋としてこれほど嬉しいことはありません。

これからも、天山酒造のお酒をただ販売するだけではなく、そのお酒の魅力を自分自身の言葉で『伝えて』いきたいと思っています。

そして、それは天山酒造に限ったことではありません。

酒舗 彩で取り扱う一つひとつのお酒について、自分自身がしっかりと向き合い、そのお酒の魅力を理解し、お客様に『伝えて』いく。

その積み重ねを大切にしていきたいと思っています。

店主画像
いつも笑顔で皆様をお迎えいたします!

酒舗 彩と「天山」

私にとって天山酒造は、かつて働いていた酒蔵というだけではありません。

日本酒の魅力を教えてくれた場所であり、今の自分につながる大切な経験を与えてくれた場所です。

そして今、酒舗 彩という酒屋を通じて、そのお酒をお客様に届けられることを嬉しく思っています。

小城で生まれ育った酒屋として。

天山酒造で働いた経験を持つ酒屋として。

そして、さまざまな酒蔵のお酒を扱う酒屋として。

これからも、自分自身が一つひとつのお酒を知り、その魅力を自分の言葉でお伝えしていきます。

天山酒造のお酒について気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

もちろん、天山酒造のお酒に限りません。

「どんな日本酒を選んだらいいか分からない」

「自分の好みに合うお酒を知りたい」

そんなときも、ぜひ酒舗 彩にご相談ください。

その一本が、皆さんの人生の彩りとなるように。

お客様にとって、良い一本との出会いをお手伝いできれば嬉しく思います。


この記事では店主自身の想いを少しでも皆様に知っていただきたいという気持ちで執筆してます。

天山酒造についてもっと詳しく知りたい方、天山酒造のお酒を飲んでみたい方は下記をご参照下さい。

▶「天山」とは?
佐賀県小城市の天山酒造が醸す日本酒ブランド「天山」について、歴史や味わい、ブランドの特徴などを詳しくご紹介しています。
▶「天山酒造」の商品一覧を見る
酒舗 彩で取り扱う天山酒造の日本酒をご覧いただけます。